彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加



「俺も代表リレーなんだ。よろしくね」



 雅月高校の体育祭ではチームは各クラスごとになっていて、学年が違う先輩とは別のチーム。


 それでも代表リレーは、学年は違うけど同じクラスの人で編成される。


 だから3ーSの藤寺先輩とはリレーのときだけ同チームなんだ。



「よろしくお願いします…」



 そう言い頭を下げると、やけにニコニコ顔の先輩。


 まるで今日の朝の梨々ちゃんみたいな。



「…な、なんですか…?」


「いや、ただ、可愛いなって思って」


「はい!?」



 …なんだ!?いきなりどうしたんだ、この生徒会長サマは!!

 ギョッと目を見開き先輩をメガネ越しに凝視する私。


 それでも先輩はニコニコ。