「俺も代表リレーなんだ。よろしくね」
雅月高校の体育祭ではチームは各クラスごとになっていて、学年が違う先輩とは別のチーム。
それでも代表リレーは、学年は違うけど同じクラスの人で編成される。
だから3ーSの藤寺先輩とはリレーのときだけ同チームなんだ。
「よろしくお願いします…」
そう言い頭を下げると、やけにニコニコ顔の先輩。
まるで今日の朝の梨々ちゃんみたいな。
「…な、なんですか…?」
「いや、ただ、可愛いなって思って」
「はい!?」
…なんだ!?いきなりどうしたんだ、この生徒会長サマは!!
ギョッと目を見開き先輩をメガネ越しに凝視する私。
それでも先輩はニコニコ。

