「ちょっと行ってくる!」
お兄さんが運転席を降りて小走りで向か・・
「キョウコ!ウチらも行ってみよ!!」
「え・・あ、ちょっとクルミちゃん!」
好奇心旺盛なクルミちゃんの性格を考えたら当然かもしれないけど、
“降りなくていいから”
と言われていた事も忘れ、
クルミちゃんに引っ張られる形で私達も交番へと向かう。
「スゲー!!本物だよ!」
「ヤバっ!!」
「写真写真!」
「盗撮はヤバいんじゃない!?」
「スゲー!!」
人だかりに近づいていくと、
あちこちから興奮の声が聞こえてきた。
全く予想がつかないけど・・
一体何があるの・・?
「ウハハ!じゃあその女2人に俺が詫びればいいのか?」
「「!!!?」」
・・・・・・・・・・・・・
「ウハハ、とにかくゴリは何も悪くねぇ。
公務員の諸君よ、今すぐあいつの身柄をこっちに返して貰おうか?」
・・・・・・・・・
「ウハハ、100人の弁護士軍団なんざ見た事ねぇだろ?みんな俺のチャンネル登録者だ。
お前らの中にも登録してる奴いるんじゃねぇのかぃ?」
・・・・・・
イ・・・・イ・・・
「「・・イッセイ!!!?」」
「あ、君たち来ちゃダメって言ったのに!」
「ウハハ、なんだ?
このお嬢さん達が財布の落とし主か?」



