鳴り響け、復活のソナタ



!!?


「くぅ~~了解です。じゃあ今回はそっちの方向で捜査方針出します。」


「お手数掛けます。

私と星野くんはもう少し被害者から話を伺って、手掛かりが無いか当たってみます。」


「よろしくお願いします。
・・・星野も!しっかりやれよ!」


「あ、はい。」






“正直に話している、
と判断出来なければ、

被害者から何を言われようが、
関本主任には一切報告をしません”


みんなが撤収していく中、豊川さんから以前言われたこの言葉を思い出していた。

まさか・・・・!?


「豊川さん。
坊主君はなんて証言したんですか?」


「『かなり年配の男だったはずです。
この目で顔をハッキリ見ましたから。』

・・と言われました。」


「!?」


「・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「い、いや、もしかしたら関本主任の読みにあったように、

複数犯の可能性も・・?」


「坊主君は、『現場にはその男しかいなかった』と答えました。

茶髪君はどうでしたか?」


「『現場にはその女しかいなかった。
坊主君もその女が襲った』・・と。」


「・・・・・・・・・・・・・。」