傍から見たら何も無い“空気”に対して・・

パントマイムの練習をしているように見えるかもしれない。


『そうそう、そんな感じ。

それであっという間に意識が飛んで、
気がついたら死んじゃってた。』


「そっか・・。じゃあその女性の特徴で何か覚えてる事はありますか?

どんな些細な事でも大丈夫です。」


『うーーーん。多分年齢は俺よりも歳下。

髪は暗くてよく分かんなかった。っていうか顔もちゃんと見れてなかったなぁ。』


「え・・じゃあどうして女性だって分かったの?」


『ウヒャヒャ。刑事さん、
多分あれはDカップですよ!』


「・・・あ、もしかして・・?」


『後ろから布を嗅がされた時、俺の背中にムッチリ当たってましたから。

香りも良い匂いだった。』


「じゃあ最後に・・その女性以外に、
現場に誰もいなかったかな?」


『あ、それは一人だけだったと思うよ。
柄本にもその子が襲いかかってたから。』


「分かりました。また何か思い出したらいつでも出てきてもらっていいからね。」


『はーい。』