第5章





霊視刑事 星野ヨシヒト 
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「なるほど・・・。

それでイッセイが作ったその“ファイブスター”ってアイドルのファンだったんですか?」


『はぁ~・・・・。』


「え・・どうしたのかな?」


『刑事さん。
“ファン”って軽い言い方はやめてくれよ。

俺らは“同志”なの。

元々、イッセイが好きだったっていうのもあるけど、fi☆veが結成されて以来、

俺らはもうあの子達の為に心血を注いで応援してきたんだから。』


「あ、そうなんだ・・。」


『何て言うのかな・・。
“俺らのアイドル”って感じがした。

モー娘。は兄貴ら世代のもんだし。
48・坂道グループは先輩らのもんだし。

だからイッセイがド派手に発表した瞬間、確信したよ。

“この子達は俺らのアイドルだ”って。』