鳴り響け、復活のソナタ



「今年開催されるクラベルジットコンクール・・まだエントリーに間に合うので・・

もう一度一から・・ううん・・推薦枠でも優待枠でもない“一般枠”から・・

ゼロからスタートして、
私の全力をぶつけたいです・・!」


「「・・・・・・・・。」」


「ピアノには・・勝ち負けとか、
優劣とか無いんですけど、

でも・・カンナと同じステージに行きたい・・。

あの子も口は悪いけど・・きっと・・私の事を待ってくれてると思います・・。」


「「・・・・・・・・。」」



「でも・・今言ったのは、
自分勝手な私の想いなだけで・・

こう想えるようになったのは、
fi☆veのおかげです。

ゴリさんが原宿でスカウトしてくれて、
イッセイがパシリ2号にしてくれて、

私が自分勝手に空っぽでいる間も・・メンバーはこんな私を仲間と思ってくれて・・


だから空っぽじゃなくなった途端に、
背中を向けるなんて・・私・・・

恩を仇で返すみたいで・・・みんなの事を考えると“やっぱり”って・・。」


「「・・・・・・・・・。」」


「・・・・・・・・・・・・。」