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「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・。」
店長さん達やクルミちゃんと別れて、
家に帰った後、
お父さんと向かった、
もう1つの行きたかった場所。
私が水をかけて掃除している間、お父さんは周りに生えてた雑草を取り除いて・・
両脇にお花を挿した後、
ロウソクと線香に火を入れて、
2人で手を合わせる。
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」
「キョウコ、そろそろ帰ろうか。」
「・・・・・・ねぇお父さん。」
「うん?」
「今の私を見て・・お母さん・・
なんて言ってくれるかな・・?」
「まず間違いないのは、
“成人おめでとう”の一言じゃないかな?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「それから、
“一人で東京に行く決断をしてから今日まで、ここまでよく頑張ったね”
って言ってくれると思うよ。」
「・・喜んでくれてるのかな?」
「少なくとも俺は喜んでるよ・・
キョウコが一歩ずつ前に進んでくれて。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」



