「ウハハ、それでどうだった?」
「この記事見てみろ。
どうやら本人と母親の許可が取れなかったから本紙には使えなかったらしいが、
ネット限定・会員限定の記事という事で、
記者が勝手に載せた写真のようだ。」
「このトロフィー持ってるガキがキョウコなのか?」
「ちゃんと面影残ってるじゃないか。」
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・?」
「ウハハ、なるほど・・
“彗星の如く現れた天才少女”か。」
「調べられるだけ調べたが、
キョウコが頭角を現わした時期から、
あの子が12歳になる年まで、
コンクールというコンクールのジュニア部門は、全てあの子が総ナメだった。
この記者が書いてる通り、まさに全国のみならず世界で輝く事も出来る逸材だな・・。」
「・・・・・・・・。」



