第7章





アイドル  三井キョウコ 
********************************************




初めて来た六本木。
案内された超高層ビル。

ゴリさんに連れてこられた、
私の部屋の5倍はあるおっきなフロア。

学校の応接室にありそうな豪華なソファに、既に6人の女性が座っていた。



「「「「「「・・・・。」」」」」」


なんだかみんな凄く大人びている・・。

大学生ぐらいの人、OLぐらいの人。
みんな私より歳上かな・・?






「ウハハ!待たせたなお嬢さん達。」


「「「「「「!?」」」」」」


しばらくしてイッセイがカップ焼きそばを片手に現れると、空気が一変した。


私は以前の警察沙汰の時に会ったことあったから特にリアクションは無かったけど、

他の6人の子達はみんな、
“生イッセイ”に興奮している。


「ウハハ、概要はゴリから聞いてると思うが、改めて俺の口から説明する。

今日この瞬間、ここにいるお嬢さん達7人で、アイドルグループを結成するぜぃ?」


「「「「「「「・・・。」」」」」」」


「じゃあお嬢さん達、
そこに一列に並んでもらおうか。」