「俺、もう逝くね…」俺の体は強い光に包まれる。光の隙間から見えたのは、涙でぐちゃぐちゃになった顔で笑っている弟達だ。
多分、俺の顔もぐちゃぐちゃだ。だからこそ精一杯笑ってお前らの前から消えるよ…
「じゃあな。ありがと…」
俺の声が届いたのかは分からない。だけど、ありがと、兄さん。と声が聞こえた気がした。
上に行き、三途の川を渡ると「夕紀。」と微笑む人がいる。
「母さん!久しぶり!」俺が抱きつくと、「お疲れ様」と頭を撫でてくれた。
今はしっかり覚えてる。母さんとの思い出に新たに出来た家族との思い出…
これからは、見守りながら母さんとゆっくり昔話でもさせてもらうよ…
多分、俺の顔もぐちゃぐちゃだ。だからこそ精一杯笑ってお前らの前から消えるよ…
「じゃあな。ありがと…」
俺の声が届いたのかは分からない。だけど、ありがと、兄さん。と声が聞こえた気がした。
上に行き、三途の川を渡ると「夕紀。」と微笑む人がいる。
「母さん!久しぶり!」俺が抱きつくと、「お疲れ様」と頭を撫でてくれた。
今はしっかり覚えてる。母さんとの思い出に新たに出来た家族との思い出…
これからは、見守りながら母さんとゆっくり昔話でもさせてもらうよ…


