奏悟達が家に帰っても俺は、病院に残った。
頭に包帯が巻いてあるだけで、顔に外傷がない蒼司は今にでも起きそうで辛くなった…
蒼司の手を掴めない自分が、どれだけ無能なのかが目に見えた。
それから毎日、必ず誰かが来ては声をかけていく。休日になると全員で集まって思い出を語り合う…そんな日々が一ヶ月続いたある日、蒼司の身に異変が起こった。
呼吸が弱々しく、心電図の数値も低くなっている。蒼司は直ぐにICUに入れられた。
俺達はガラス越しに蒼司を見ていることしかできなかった…
頭に包帯が巻いてあるだけで、顔に外傷がない蒼司は今にでも起きそうで辛くなった…
蒼司の手を掴めない自分が、どれだけ無能なのかが目に見えた。
それから毎日、必ず誰かが来ては声をかけていく。休日になると全員で集まって思い出を語り合う…そんな日々が一ヶ月続いたある日、蒼司の身に異変が起こった。
呼吸が弱々しく、心電図の数値も低くなっている。蒼司は直ぐにICUに入れられた。
俺達はガラス越しに蒼司を見ていることしかできなかった…


