俺は、蒼司と話していた。
「兄さん達ってブラコンなのかな?」
「さぁ。知らね。」
「流石に夕紀兄さんは違うみたいだね。」
「当たり前だろ?俺がブラコンなら気持ち悪いだろ?」
「確かに言えてる。」
そんな話をしていると、奏悟が走って来た。
「兄さん!」半泣きで言うのは驚いた。
「どうした?」
蒼司も目を見開いて驚いている。
「景都に嫌われた!」
「景都兄さんに?」蒼司の問いに奏悟は頷く。
「何したんだよ。」俺が訊くと、
「眠りを妨げた…」と奏悟は言った。
「それは嫌われるね。奏悟兄さんドンマイ。」と奏悟は蒼司に冷たく言われていた。