俺がどんな事を忘れたか話していくと、暗い顔をする弟達。
俺が忘れた記憶…それは、全て母さんが入院する前の事で、楽しい物ばかり…
「俺、いつかお前らの事も忘れんじゃないかって怖くて…」
奏悟に話した時と同じ事を伝えると、
「兄さん。大丈夫だよ。兄さんは忘れない!」と景都が言った。その言い方はどこか自信に満ちていて、
「どういう自信だよ。」と祐司に言われていた。
「夕紀兄さん。」
「どうした?蒼司。」
「兄さんが俺らを忘れようが、俺らは忘れないよ。少なくとも俺は約束する。」そう言う蒼司の目には涙が溜まっていた。
「蒼司…」
「だから、心配しないで!」蒼司の目は涙に反射して輝いて見えた。
俺が忘れた記憶…それは、全て母さんが入院する前の事で、楽しい物ばかり…
「俺、いつかお前らの事も忘れんじゃないかって怖くて…」
奏悟に話した時と同じ事を伝えると、
「兄さん。大丈夫だよ。兄さんは忘れない!」と景都が言った。その言い方はどこか自信に満ちていて、
「どういう自信だよ。」と祐司に言われていた。
「夕紀兄さん。」
「どうした?蒼司。」
「兄さんが俺らを忘れようが、俺らは忘れないよ。少なくとも俺は約束する。」そう言う蒼司の目には涙が溜まっていた。
「蒼司…」
「だから、心配しないで!」蒼司の目は涙に反射して輝いて見えた。


