「今度、家出なんて言われたら止めろよ!」
「で、でも…」
「言い訳無用!」
「すみません…」
俺が拗ねていると蒼司は、
「でも、無事で良かった」と頬を赤くして言った。
「景都兄さんを連れ戻してくれてありがと…」と照れながら祐司も言った。
俺は、この兄弟愛に幸せを感じていた…そして、これがもっと続く事を祈っていた…