はやく俺のモノになればいいのに



 *


「あたしの超攻めたサーブ見た?」


お昼休憩中、教室で、お弁当を食べながら興奮気味に話す実柑。


「うん。すごかった!」


我がクラスの女子チームは、決勝戦へと勝ち進んだ。


「 御幸先輩のクラスも決勝進んだよ。もちろん応援行くよね」
「うん……イチヤくんも行くって」
「そうなの?」
「ユキさんに誘われてた」
「ふーん」


楽しみだな。

ユキさんがバスケするとこはやく見たい。


「よかった」
「優勝候補だもんね。準決勝までは順調に――」
「そうじゃなくて」
「え?」
「モモの顔色よくなって、よかった」
「……うん」
「ユキさんとの関係は心配だけど」
「それ、なんだけど」
「んー?」