はやく俺のモノになればいいのに

「イチヤくん、ありがとう」


私のこと心配してくれて。

本気で叱ってくれて。


イチヤくんがいなきゃ、私は、呑み込まれてしまっていた。


「……俺は。自分のために動いただけだ」
「え?」
「桃葉が嬉しいと。俺が嬉しいからな」


そう言うと、

「お前しばらく桃葉に指一本触れんなよ? いいな?」

ユキさんに突っかかる。


心配してくれているのはわかるけど、指一本は厳しいよイチヤくん。


「えー……指一本くらい許可してよ」
「ダメだ。今日からしばらく桃葉にエロいことすんな」


――――!?


「って、パパが言ってるんだけどモモ」
「誰がパパじゃ」
「俺は。それでもモモといたいから、かまわないけど」


ユキさん……っ


「モモは。我慢できる?」