そんなこんなで10分後。
「千咲様、迎えに上がりました。」
『は、はぁ、、、。』
黒いスーツにサングラスのいかついひとが、
家の前に黒のリムジンでやってきた。
(もしかしてさっきの人ヤクザとか、、、?!)
そのリムジンに呆気なく乗せられて、私は為す術もなく高級外車の後部座席でただ揺られていた。
『あのぅ、一体どこへ行くんですか?』
運転しているスーツのグラサンに聞いてみる。
「社長がお呼びです。」
『社長、、、。』
「先程千咲様が電話で話されていたお相手こそが
社長です。社長は千咲様を本社に連れてこい
と仰っていましたので」
『なるほど、。あなたは?』
「私は秘書の者です」
『ひ、秘書さん、だったんですね。。』
いやいや秘書...。いかつすぎるよ?))
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秘書「千咲様、着きました」
『え、、、、、?!?!ここって、、、』
秘書「富岡芸能事務所の本社です。」
『富岡芸能事務所ってあの、?!』
富岡芸能事務所っていうと、超大手の事務所。
そこの社長さん、ってこと、、?!
秘書「では向かいましょう。社長がお待ちです」