碧唯side
如月の手を取って連れてきたのは外のフードコートのベンチ。
そこに如月を座らせると上枝と鈴村に連絡した。
「ご、ごめん!連れてきてくれてありがとう!」
やっぱり如月は無理に笑う。
「なあ、俺の前では素でいろって言っただろ」
「え?」
「無理しなくていい。」
如月の目を見て言うと涙が溜まっていくのがわかった。
「っ、」
ポロポロと流れる涙。
自分から素になれと言ったくせに如月の涙は見たくなかったとどこかで思った。さっきの家族に怒鳴りこみに行きたくなって。
どうしてくれるんだって。
如月が泣いてるじゃないかって。
それに如月が泣いてると俺まで胸が締め付けられて苦しい。
早く泣き止んでほしくて。
気づいた時には如月を抱きしめていた。
如月の手を取って連れてきたのは外のフードコートのベンチ。
そこに如月を座らせると上枝と鈴村に連絡した。
「ご、ごめん!連れてきてくれてありがとう!」
やっぱり如月は無理に笑う。
「なあ、俺の前では素でいろって言っただろ」
「え?」
「無理しなくていい。」
如月の目を見て言うと涙が溜まっていくのがわかった。
「っ、」
ポロポロと流れる涙。
自分から素になれと言ったくせに如月の涙は見たくなかったとどこかで思った。さっきの家族に怒鳴りこみに行きたくなって。
どうしてくれるんだって。
如月が泣いてるじゃないかって。
それに如月が泣いてると俺まで胸が締め付けられて苦しい。
早く泣き止んでほしくて。
気づいた時には如月を抱きしめていた。