私達の物語、タイトルはわかりません。だってまだ終わって無いから。

恭夏side


「ただいま帰りました。」


リビングを通り自分の部屋に行こうとすると…


「恭夏、ただいまは?」


義父が話しかけてきた。


「…ただいま帰りました…。」


この人には逆らってはいけない。


だって、


「声が小さいな、挨拶は大きな声でしなきゃダメだろ?」


「え?」


逆らっては、


「悪い子には`躾‘が必要だな。来い。」


`躾‘という名の暴力が待っているから。


「い、嫌です!」


あれ?


私が反抗している?


そんなことしても無駄なのに。


余計にひどくなるだけなのに。


あ、そうゆうことか。


これは夢か。


よく見ると私は半袖を着ている。


私は傷を隠すため、長袖を着ている。


きっと暴力が始まってすぐなのだろう。


これは過去の記憶を夢として見ているのだろう。


早く覚めてほしい。


そう思ってほほをつねろうとしたが、体が動かない。


過去だから、変えられないのだろうか。


そう思っている間に躾は始まっていた。


「帰ったらちゃんと大きな声で言わなきゃだめだろ!」


ボコッ


「ごめんなさい」


服で隠れるところを殴られる。


「ごめんなさい」


ひたすら殴られ、ひたすら謝る。


「お前なんて生きてる価値の無い人間だ!」


生きてる価値の無い…。


「だから、こうやって躾てやってんだ!」


私はイラナイ。


みんなを不幸にする人間。


「ころ…て…さい」


この時だけは声が出た。


「あ?なんか言ったか?」


「殺してください。」


不幸にするだけなんて生きているのが申し訳ない。


癖がついたのか、私は笑っていた気がする。


この時に死んでいれば、学校での事も無くなる。


「…なんでお前なんかの為に俺が手を汚さないといけないんだ!」


ああ、殺してもらうことも私は許して貰えないんだ。


自殺しようとしても出来なかった。


いらない存在なのにどうしてって何度も思った。


「そんなことを言って俺を殺人鬼にしようとするやつは…そうだな。」


義父がニヤッと笑った。


タバコを吸い始めた。


あれをやられる。


「こうして躾てやる!」


そうして義父が取った行動は…。