「で、深澤の遠足の班なんだが鈴村の班に入れてもらっていいか?」


まあ、そうなるよな。


班は3~4人だけど3人班は2班しかない。


もう一つの班は女子1人の男子2人だから必然的に私たちの班になる。


「恭夏と上枝はいいか?」


悠が訊いてきた。


「もちろん!」


「いいよ!」


別にいやじゃないし、いやだったとしても言えるわけないしね。


「わかりました。」


悠が先生に応えた。


「ありがとう。じゃあちょうど空いているから席は鈴村の後ろでいいだろう。」


「わかりました」


そう言って深澤君は席についた。


これできれいに班のメンバーが一列になった。


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朝のホームルームが終わると私は瑠姫ちゃんと一緒に深澤君に声をかけにいった。



「深澤君!」


「なに?」


瑠姫ちゃんが声をかけると深澤君は無愛想に返事をした。


「同じ班の上枝 瑠姫です!よろしくね!」


「同じく班が一緒の如月 恭夏です。よろしくね。」

「…ああ、よろしく」


素っ気ないな


きっとこういう性格なんだろう。