突然の報告に3人とも一瞬沈黙が落ちる。


え?結婚!?






「まじ!!!おめでとう!!」






太一がいち早く状況を飲み込んでそう声をかけるのにつられて俺と恋雪も拍手する。






「おめでとう〜!
遂にゴールインだな」



「おめでとう♪
私まで幸せになったよ〜!」





そんな祝福を浴びた2人は照れくさそうに笑うと拳を中に突き上げた。






「ってことで今から出しに行くから解散でいいか?」






光司の言葉に思わず笑みがこぼれる。



幸せそうな2人の邪魔をすることは出来ないしするつもりもないからいいだろう。






「いいよ、解散な?
じゃあまた改めて結婚祝いしような」






俺がそう提案すると、2人は"ありがとう"と幸せそうに微笑んだ。



うん、この2人ならきっと大丈夫。




付き合いも長いし、同棲もしてる訳だし。







「幸せになれよー!」



「じゃあまたな!」



「お幸せにね♪」






幸せそうな2人をおいて、3人で家を出る。



あんなに幸せな入籍結婚があるなら俺はそれをずっと見守りたいな。と思った。






「じゃあ俺も帰るな!
2人とも今度お祝い一緒買いに行こうぜー!」



「おう、じゃあな」






太一もニコニコと、いつもニコニコしてるけどそれ以上にニコニコとして走って帰って行った。






「柚子葉の迎えまでまだ時間あるけどどうする?」






恋雪と2人になって聞くと、にっこり笑って手を握ってきたからそういうことだろう。






「行こっか」






その言葉に俺は頷いて、2人でホテルへと向かった。