バッチリ目が合った真優ちゃんは、驚いたように目を見開いて俺と恋雪を指さしてきた。






「えっ、2人付き合ってるの?」



「それ俺も思った」



「雰囲気変わったよな!」






そんな、真優ちゃんの発言に光司と太一も続いて頷いているが、断じて付き合ってはいない。




あれから時々会って交わることはあるが。



それのせいか…?




俺と恋雪が首を振ると、みんなまだ疑っているような目で見てくる。






「付き合ったら教えろよな」



「わかってるって!
まじで、なんもないから」



「へーーーー???
ま、せいぜい仲良くしろよなー」






光司はニヤニヤと疑いの眼差しを隠すことなくそう言って俺の背中を叩いた。



俺達的になにか変わったことは無いが、他人から見たら変わったように感じるのかもな。




そんなことを思っていると、真優ちゃんと光司が立ち上がって突然手を繋ぎ始めた。






「さぁ!ここで報告です!」







何が始まったのか、俺も恋雪も太一も分からずポカンと2人を見つめる。




2人はゴソゴソと何かを取り出して
ジャーンと見せてきた。






「今日!私達は!入籍しますー!」



「晴れて夫婦になるんだぞー!」