ホテルに着くなり、恋雪が俺に抱きついてきた。






「紫苑くん、お願い」






思えば恋雪とこんなことになるのは久しぶりだ。


キスだって数える程度だったって言うのに。



そんなことを思いつつ、抱きついてきた恋雪をそのまま優しくベットへと押し倒した。






「紫苑くん、好きだよ大好きだよ」



「ありがとう恋雪」






心からの告白を受け止め、恋雪のおでこ、頬、唇と色んなところに口付けながら少しずつ洋服を脱がす。



ガチガチに緊張しているのが伝わる。






「リラックスして、大丈夫」






少し恥ずかしそうに手で体を隠す恋雪に、電気を暗くして抱きしめてあげると

恋雪もおずおずと抱きついてくる。






「痛かったら言ってな」



「うん」






恋雪の緊張と身体を十分に解し、頭を撫でるとチュッと軽く口付けてきた恋雪を合図に
挿れると少し苦しそうな声が盛れた。






「ん……」



「痛い?」



「ううん…へ、平気」






そうは言いつつも少し痛そうな恋雪の顔にキスをして、暫く動かずいると慣れてきたのか表情が柔らかくなった。






「私今ずっと大好きな紫苑くんとひとつになってるんだ」



「ははっ、可愛いよ恋雪」



「紫苑くんっ…」






余裕の出てきた恋雪に少しずつ動きを大きくしていくとひとろけるような顔になってくれ一安心。