放課後、私は委員会の招集により今日は無理だと伝えるとその子は委員会の後でいいと言った。
この学園は司書さんが何人かいるため図書委員会の仕事はほとんど無いに等しかった。貸し出し期限が過ぎている人に催促をしに行くことくらいらしい。
その説明が今日の委員会のためすぐ終わり、待ち伏せされていた私は逃げる事は不可能だった。
「こっちへ来て。」
その女子は私を人目の少ないところへと連れて行く。
そして、着いた先には何人もの人が待っていた。
「あの、私に何か用?」
私はその人たちに聞く。
「話があるの。」
そう言った。
「時間ないから簡潔に話して。」
私は言った。なるべく、初日ということもあり私は早く行きたかった。
「そんなに生徒会のメンバーのことが好きなんだ。」
そう言われた。だから、私は反論した。
「言いたいことはそれだけ?あと、私は別に興味ないから。」
めんどくさくてそう返したがそれはさらに向こうを挑発しただけだった。
私は素直に反省した。喧嘩腰の人に反論は意味がない。でも、それを忘れて反論したことに。
「じゃあね。それしかないなら私はいくよ。」
そう言って逃げようとした。けれど、案の定、背後に回っていた人に捕まった。
けれど、想定外だったのはその人たちが拘束具を持っていたこと。
私はロープで縛られて身動きが取れなくなる。
そして、殴られた。
でも、私は泣く気はない。
耐えることしか考えていない。
そこまでこの人たちはイケメンのことが好きなのだろうか?
会ったことのない人へ対する妬みにこれまでする人は初めて見た。
しかし、この人たちだけではなかった。
この学園には究極の上下関係が存在することを私は知らなかった。だから、この後とてつもなく驚いた。
なんと、これは序の口。
次現れたのは先輩方だった。
それも生徒会メンバーのファンクラブに入る先輩。
ちなみに生徒会メンバーファンクラブとは生徒会のメンバーがあまりにもイケメンだということで作られた非公式団体である。
朝、読書をしていたらファンクラブの話は嫌でも耳に入ってくる。
でも、全力拒否しても私のことを無理矢理入れようとしたのは向こう側だ。
私はたまたま何も知らずに主席合格をしてしまっただけ。そして、任務放棄をしたいと思っている。
そこでいいことを思いついた。
「そんなに嫌なら私のことを生徒会メンバーとして認めないと抗議の声をあげて下さい。」
すると、目の前の先輩は目を丸くした。
「そうすれば私は生徒会役員ではなくなります。私にとってもあなた方にとっても得じゃないですか。」
私は自分のことを縄で縛るように仕向けた人と平和に和解する方法を見つけた。
「それができないからこういうことしてるんだよ。」
中心の人が穏やかに言う。
「え?なんで?」
すると、小馬鹿にしたような笑みを浮かべて言う。
「生徒会役員内での決定は絶対なんだよ。そんなことも知らないの?」
し、知らない。
そんな独裁的組織だったなんて聞いてない。
嘘でしょ。生徒会から出るチャンスは無いの?
「あの、私が生徒会から出るために協力してくれませんか?新たな制度を作れば……」
私はその人に寄りすがるように言った。
もう、さっきされたことは関係が無かった。それよりも途中で止める道が無いことに私は絶望していた。
成績をわざと悪くするのは絶対に嫌だ。でも、そうでもしない限り退学は学園側から支援金を貰っていることからも厳しい。叔母も許すわけがない。問題を起こしたら将来に響く。
「あんた、生徒会役員って立場に浮かれてないの?」
中心の方にいる人が驚きのような声で聞いてくる。
「私は仕方なく入っただけだからやめられる道を作りたいと思っています。」
私は素直にそう言う。すると、先輩方はそれならこれくらいにしてやると私を縛る縄を解いてくれた。
そして、協力してくれると言った。
「こんなことして悪いけどもし良ければ仲良くしよう。」
そう言って去っていった。
その後、女は怖いけど味方にすれば強いととても強く感じた。
この学園は司書さんが何人かいるため図書委員会の仕事はほとんど無いに等しかった。貸し出し期限が過ぎている人に催促をしに行くことくらいらしい。
その説明が今日の委員会のためすぐ終わり、待ち伏せされていた私は逃げる事は不可能だった。
「こっちへ来て。」
その女子は私を人目の少ないところへと連れて行く。
そして、着いた先には何人もの人が待っていた。
「あの、私に何か用?」
私はその人たちに聞く。
「話があるの。」
そう言った。
「時間ないから簡潔に話して。」
私は言った。なるべく、初日ということもあり私は早く行きたかった。
「そんなに生徒会のメンバーのことが好きなんだ。」
そう言われた。だから、私は反論した。
「言いたいことはそれだけ?あと、私は別に興味ないから。」
めんどくさくてそう返したがそれはさらに向こうを挑発しただけだった。
私は素直に反省した。喧嘩腰の人に反論は意味がない。でも、それを忘れて反論したことに。
「じゃあね。それしかないなら私はいくよ。」
そう言って逃げようとした。けれど、案の定、背後に回っていた人に捕まった。
けれど、想定外だったのはその人たちが拘束具を持っていたこと。
私はロープで縛られて身動きが取れなくなる。
そして、殴られた。
でも、私は泣く気はない。
耐えることしか考えていない。
そこまでこの人たちはイケメンのことが好きなのだろうか?
会ったことのない人へ対する妬みにこれまでする人は初めて見た。
しかし、この人たちだけではなかった。
この学園には究極の上下関係が存在することを私は知らなかった。だから、この後とてつもなく驚いた。
なんと、これは序の口。
次現れたのは先輩方だった。
それも生徒会メンバーのファンクラブに入る先輩。
ちなみに生徒会メンバーファンクラブとは生徒会のメンバーがあまりにもイケメンだということで作られた非公式団体である。
朝、読書をしていたらファンクラブの話は嫌でも耳に入ってくる。
でも、全力拒否しても私のことを無理矢理入れようとしたのは向こう側だ。
私はたまたま何も知らずに主席合格をしてしまっただけ。そして、任務放棄をしたいと思っている。
そこでいいことを思いついた。
「そんなに嫌なら私のことを生徒会メンバーとして認めないと抗議の声をあげて下さい。」
すると、目の前の先輩は目を丸くした。
「そうすれば私は生徒会役員ではなくなります。私にとってもあなた方にとっても得じゃないですか。」
私は自分のことを縄で縛るように仕向けた人と平和に和解する方法を見つけた。
「それができないからこういうことしてるんだよ。」
中心の人が穏やかに言う。
「え?なんで?」
すると、小馬鹿にしたような笑みを浮かべて言う。
「生徒会役員内での決定は絶対なんだよ。そんなことも知らないの?」
し、知らない。
そんな独裁的組織だったなんて聞いてない。
嘘でしょ。生徒会から出るチャンスは無いの?
「あの、私が生徒会から出るために協力してくれませんか?新たな制度を作れば……」
私はその人に寄りすがるように言った。
もう、さっきされたことは関係が無かった。それよりも途中で止める道が無いことに私は絶望していた。
成績をわざと悪くするのは絶対に嫌だ。でも、そうでもしない限り退学は学園側から支援金を貰っていることからも厳しい。叔母も許すわけがない。問題を起こしたら将来に響く。
「あんた、生徒会役員って立場に浮かれてないの?」
中心の方にいる人が驚きのような声で聞いてくる。
「私は仕方なく入っただけだからやめられる道を作りたいと思っています。」
私は素直にそう言う。すると、先輩方はそれならこれくらいにしてやると私を縛る縄を解いてくれた。
そして、協力してくれると言った。
「こんなことして悪いけどもし良ければ仲良くしよう。」
そう言って去っていった。
その後、女は怖いけど味方にすれば強いととても強く感じた。
