「私、生きていていいのでしょうか?カレンにもう一度会っていいのでしょうか?」

「もちろんだよ。エヴァのしてしまったことは許されないかもしれない。でも、エヴァが心から後悔しているのを知っているから。エヴァには、生きていてほしいんだ」

シリウスがそう言うと、幼い子どものようにエヴァは泣き出す。そんなエヴァを、シリウスは優しく抱きしめる。

優しい鼓動が、シリウスの耳に響いた。