「はぁ…?なに言ってるんだよ。わかるわけねーだろ?」




『私はわかるよ。あの子の声。けど、私達の中にも似た声の子がいる。だから、ひたすら声を集めるの。』




「なんで、わかるのよ…⁉︎ってか、それならあんたがあいつにそれを言えば…‼︎」




『それだと、生存率が低くなる。』




「なんだよ。生存率って…」


 

『とにかく私を信じて。』




「ッチ!しょーがねーな。で、どーするだ?」




『ここにはたくさんの魂がいる。きっと学校を歩いていれば自然と集まってくる。そいつらは絶対話すからその声を録音するの。ただし。決して相手の答えには答えてはいけない。さっきみたいに死んじゃうから。』