『その後その声はどこへ行ったの?』




「そんなのあの女が使ってって…あっ!」




「声を使ってるってことは聞こえてくる声の中に正解があるってこと…?」




『可能性の一つとしてないかな?』


 

「ただ、どれが正しいかなんて分からなくないか?」




『声を録音すればいい。』




「録音…?どーゆうこと?」




『だから、聞こえてきた声を録音するの。そーすれば、各自が集めてきた声を聞きながらどれが正解かわかるかもしれない。』




「どれが正解なんかわかんなくないか?だって俺らはあいつの声知らないんだぞ?」





「そーよ!それなら録音してきたって無駄じゃない!」




『私、わかる…。』