クールな女医とわんこ

綾は突然そらに

「記憶が戻るまでって言ったけど…
健吾が帰ってきたら結婚するから
健吾が帰ってくるまでここにいても
いいから」

と言った

そらは

「うん…でも綾はいいの⁇」

「うん⁇何が⁇」

「僕が居なくなっても…」

「何言ってるの⁇」

「僕がいないとダメじゃないの⁇」

お願い!これ以上私を苦しめないで…

そらといると自分が自分じゃなくなる

「そんな事…ない!私は結婚するの!」

そう言って綾はベランダへ…

震える手でタバコに火をつけた

自分の心を見透かされている

本当はそらがいないとダメだとわかってる

でも…健吾がいる

出会わなければよかった

拾わなければよかった

あの時みたいに…失うのが怖い

空を見上げた

そんな綾を切なく見つめるそらだった