「・・・ゆ・・・・みゆ・・・・みゆ。起きろ。」
もう、誰よ。気持ちよく眠ってるのに。
「う~・・・・」
もうちょっと・・・・・

「ったく・・・美優。起きろー。」
耳の戸でそんなに声出さないでよ。
私の睡眠邪魔しなでよ。
そう思いながら不機嫌に目を開ける。

・・・・・・

「うわー。」
びっくりした。目の前に頼くんのドアップが・・・・

「なんだよ。その反応は。
おはよ。お前寝るなよな。」
優しく髪を撫でながら微笑む。

なに・・・・なんで・・・・
びっくりして固まっていた頭をフル回転させる。

・・・・・・・

私、頼くんと星空見てたんだ・・・・。

「も、もしかしなくても・・・寝てたよね・・・」

「おぉ。スヤスヤと。ヨダレたらしながらな。」
よ、よだれ・・・慌てて口の周りを拭う。

「あはははは・・・・嘘だよ。そんなに慌てなくても、可愛い顔して寝てたよ。」
嘘・・・なんだ・・・驚かさないでよね。
軽く睨んでやる。

っていうか・・・・可愛い顔って・・・ずっと見られてた??
一瞬にして顔に熱が集まってきた。沸騰しちゃうよ。

「目覚めた?」
イタズラな笑顔の頼くんがいた。
なんか、からかわれたかも・・・・私は恥ずかしくて顔上げれないよ・・・。