優しい温もり【完結】

「美優・・・」
名前を呼ばれ顔を上げると・・・・・・・

真っ暗な空。吸い込まれるかと思うほど。
繋いだ手に力を込めた。
横にいるヨリくんがふっと笑った気配がした。

しばらく経ち目が慣れてくると
目の前には無数の光が・・・・・・。
先ほどまで感じていた思いとは裏腹に、今は光に吸い込まれてしまいそう。
星の中に立っているみたい。
手を伸ばせば、捕まえられそう。