初めて手を繋いだ。 恥ずかしくて頼くんを見れないよ。俯きながら着いて行くのがやっと。 私の心はさっきまでとは比べ物にならないほどに、激しく動き始めた。 頼くんの温かい手に気を取られていた私は、気がつけば真っ暗な外にいた。