泡沫の記憶


「あー、終わりーーー」



「えー!もっとやりたいーーー」

「オレもやりたいー」



最後の1本が終わった



暗くなった




「帰るよーーー」



ちょうど叔母さんが迎えに来た



「あー、ママきたー」

「えー、もっとやりたいー」



「ダメ!帰るよ
楓真(ふうま)、ありがとね」



「あー、うん」



「アレ?
…こんばんは」



叔母さんが咲田に気付いて挨拶した



「こんばんは」



「ママー、このおねえちゃん
かっこいいハナビもってきてくれた!」

「オレ、いっぱいやった!」



「良かったねぇ
ありがとね
なんか、邪魔してゴメンね!」



「いえ…
私が勝手にお邪魔しただけで…
私も楽しかったです」



「浴衣、かわいいね!」



「あ…ありがとうございます」



咲田は恥ずかしそうに浴衣の袖をつかんだ



「うん、とっても似合ってるよ!

楓真、じゃあ、先に帰るね!
またね」



「またねー、ふーま
おねえちゃん、ありがとお」

「バイバイ、ふーま
おねえちゃん、またあそぼおね」



「うん、またな…」

「うん、また遊ぼうね
バイバイ」



チビたちと叔母さんは先に帰った



叔母さん、たぶん親に言うだろうな…

咲田のこと