泡沫の記憶


夏休み最終日



「小栗、課題終わった?」



部活帰り、咲田に聞かれた



「うん、昨日終わった
咲田は?」



「おー!珍しいじゃん!小栗
今日、徹夜かと思ったのに
私も終わったよ」



「今日、親戚の子来るんだ
近くの公園で花火するって
だから、昨日終わらせた」



「いいな、花火!
楽しそうだね」



「クソガキふたり相手しなきゃだからね」



「何歳?」



「7歳と5歳」



「相手してる小栗想像すると
笑えるね」



「笑えないから…
咲田も来る?」



「え?いいの?」



え…

オレもなんで誘ったのかわからない



咲田、見てたら、なんか、かわいくて…



「じゃあ、浴衣で来て」



「浴衣?
来年て言ったじゃん
まだ、準備できてない…」



「別に…オレしか見ないし」



「んー…じゃあ、着て行く…」



誘って良かったのかな?



オレの気持ちは上がった