泡沫の記憶


ドーン…ドーン…ドーン…



「ここ、よく見えるね!」



人混みから少し抜けたところで咲田が言った



ドーン…ドーン…



さっきの言葉が気になった



いいな…



咲田
瀬倉とふたりになりたかったはず


胸が痛かった


ごめん、オレで…



咲田とふたりだったら…

なんてさっき考えてたのに



今はオレたちをふたりにした瀬倉を恨んだ