泡沫の記憶


夕方
待ち合わせの場所に行くと瀬倉が待ってた



「あ、咲田も一緒に行こうって」



「咲田?あぁ、いいよ」



体育祭の借り人競争のメモを思い出した



瀬倉
まだ咲田のこと、好き?

好きって、どんな好き?




「ごめん、おまたせ!」



咲田が来た



かわいい…



オレはドキっとした



私服の咲田は
いつもと違って新鮮だった



オレは瀬倉をチラッと見た

瀬倉は、どぉ思った?



「ごめんね、私も一緒で」



咲田が瀬倉に言った



「別にいいけど」



体育祭で手を繋いで走るふたりを思い出した



むしろ
オレが邪魔者な気がしてきた