「アレ、どぉなった?」
図書館帰り咲田に聞いた
ホントはずっと気になってた
今日は咲田はその話をしなかった
「アレ?」
咲田は首を傾げた
「うん、あぁ、あの、告白
…返事、した?」
「…まだ、してない
テスト終わるまで待ってくださいって言った」
「…え、…付き合うの?」
「…まだ、考えてる」
「そっか…」
付き合う可能性もあるのか…
少しガッカリした
でも咲田が決めることだし
なに聞いてんだろ、オレ
「ごめん、オレ関係ないのに…
そんなこと聞いて…」
「関係ない…よね…
…関係なく、ない…」
咲田は聞こえないくらい小さい声で言った
「え?」
オレは聞き返した
「付き合っても、いい?
…付き合ってもいいのかな?…私」
なんで、オレに聞くの?
付き合わないでほしい
オレの気持ちは、それ1択だった
なのに…
「付き合っても、いんじゃね…」
オレから出た声は
それだった
咲田は、無言だった



