泡沫の記憶


「ずっと柊翔の前にいるから…
だから…
ずっと…大切にしてね…」



「うん…
ずっと、大切にするよ」



柊翔が優しく抱きしめてくれてた


また柊翔のシャツ汚しちゃう



「朱夏、何色のドレスがいい?」



「…何色がいいかな…」



「やっぱり、単純だね…朱夏
そーゆーところが、好きなんだ
…
タイミング、合ってなくても
オレはずっと朱夏のこと好きだから
朱夏がオレのこと好きな限りは
ずっとタイミング合ってるから大丈夫」



「うん…」



「朱夏、赤いドレスとか似合うと思うな」



「うん…」



「朱夏…
…
オレと…
結婚してください」



「うん…」



涙の向こうで

柊翔の笑い声が聞こえた



あ…

単純だね私



「朱夏、
ちゃんと聞こえた?
ちゃんと聞いてた?
…
ちゃんと考えた?」



「うん…」



「じゃあ、もぉ泣かないで…
…
…
こっち見て…朱夏…
…
…
オレと…結婚してください
…
オレに幸せにさせて…
朱夏のこと」



ちゃんとプロポーズしてくれた



「…はい…
私と、結婚してください」



「幸せにする、朱夏…」



ーーー



「好きだからね、朱夏…」



「うん…
…
白いドレスは、絶対着たいの…
憧れだったの…」



「うん、オレも着てほしい
何着でも着て…
オレ、朱夏のために頑張って働くから…」



柊翔は笑いながら私の髪を撫でてくれた