泡沫の記憶


「髪、少し伸びたね…」



ベッドの上で
私の髪を撫でながら柊翔が言った



「また切ろうかな…
ピアス見えなくなっちゃう」



「結婚式のために
伸ばしたりしなくて大丈夫?」



「え…」



誰の結婚式?



「なんて…
耳に掛けたらピアス見えるよ

うん、かわいい」



私の髪を耳に掛けながら柊翔が言った


それから優しくキスしてくれた



ーーー



「ねぇ、私もしたい時、言ってもいいの?」



「え…」



「キス…したい時、言ってもいいの?
そしたら、してくれる?」



「あー、キスね…
キミ、遠慮しなそうだね
そしたら、毎日でしょ」



「うん、たぶん…毎日…
朝も…夜も…」



「今も…?」



「う…」



ーーーーー



ん…



私の返事を待たずに柊翔がキスした



朝も…夜も…

いつも

いつでも大好き