泡沫の記憶


「何がいい?
欲しいのある?」



「久しぶりにピアスしようかな…
ショートにしたから」



「あぁ、いんじゃない?

ショートにしたのって
オレのため?
オレが前に言ったから…」



「うん、そぉかな…」



「あ、嘘だね
オレのためだったらいいな…って
キミが髪切った時ちょっと思ったんだよね
なんだ、オレの勘違いか…」



オジサンのためかもしれなかったけど…


あの時は2年間伸ばしても意味がなかったって
自分に言い聞かせるためだった



「どっちにするか迷ってるの?」



「ん?うん…
どっちが似合う?」



2つのピアスを交互に当てて見せた



「んー…
どっちも似合うからどっちも買いなよ」



「え、でも…」



「いいよ
誕生日プレゼントもあげなかったし」