泡沫の記憶


「もしかして…
もぉ、オレのこと
好きじゃなくなったとか?」



憶えてた!



「好きだよ!
大丈夫、大好き!」



オジサンが笑った


笑われた



「オレのために一生懸命なキミ見てるとさ
健気でかわいいな…って

この子は
どこまでオレのために
尽してくれるんだろう…って

オレはどこまで
この子を好きになれるかな…って」



やっぱり

まだ

ダメ?



「オジサン!もっと頑張るから…
私、もっと頑張るから…」



「もぉ頑張らなくていいよ…」



「え…」



もぉ諦めろ…ってこと?



オジサン

そんなこと言わないでよ



やっぱり好きになれないとか

言わないでよ