泡沫の記憶


「結婚式、行ってきた」



ダイエットをして

叔父の結婚式に行ってきた



少しでも
大人っぽく綺麗になって行きたかった



紺のベルベットのドレスに
真っ赤なリップを塗って行った



2年前から伸ばしてた髪は
腰まで伸びてた




「どぉだった?」



「綺麗だった
私もいつか、ドレス着たいな…

叔父さん、幸せそうだった」



やっぱり負けてた



とびきり綺麗にして行ったのに
意味なかった



選ばれなかった私は
すでに負けてる



オジサンに言われたように
私は選ばれなかった



うん

そーだよ



私は好きだった人に

選んでもらえなかった



今日

はっきりわかった