たまに瀬倉からくだらないLINEがきた
瀬倉と咲田は連絡とったりしてるのかな?
気になったりした
いつもの帰り道
駅の近くのファーストフード店に入る
瀬倉を見かけた
咲田も気付いたと思う
バスケ部の仲間と一緒かな?
店の前を通ったら店内の瀬倉が見えた
なんとなく咲田も足を止めた
瀬倉は女子とふたりで話してた
マネージャーか
「咲田、お腹空いた?」
咲田は首を横に振ってうつ向いた
ズキン…
オレは
いたたまれない気持ちになった
まだ
好きなんだね…
「あ、電車間に合うかな?」
オレは咲田の手を引っ張って走った
駅の階段を駆け上がって
改札を抜けてホームに出た
ちょうど電車が来た
「まにあった…」
別に次の電車でもよかった
あの場から咲田を連れ出したかった
ハア…ハア…ハア…
ふたりで息を切らせて電車に乗った
気付いたら
まだ手を繋いでた
「あ、ごめん」
オレが謝ると咲田が笑った
オレも笑った
咲田の手
小さくて柔らかくて
かわいかった
吊革につかまりながら思った
咲田はずっと外を見てた
たぶん瀬倉のことを考えてる
瀬倉、女の子に興味がないわけじゃないのに
なんで咲田を振ったんだろう…
楽しそうにしてるし
咲田かわいいのにな…



