泡沫の記憶


中学の時のことを思い出した



あの時

地区大会決勝が目の前に見えてた



オレが上げたボールを

瀬倉がシュートする



何度も練習した

何度もイメージした

何度も同じ光景を




ピー…



ボン…



上がった



瀬倉…




アレ?




え…




ワーーー…




え…



急な突風で思った場所にアシストできなかった



ヤバイ!



「小栗!切りかえろ!」



「早く!」



ワーーーーー!!!



ピー…



え…



ピー…ピピー…



試合終了



0﹣1



負けた



風がよめなかった



その日1日は
みんなショックで立ち直れなかった



次の日学校で会った時には

みんな笑い話にしてて



「なんで決めれなかったかな?瀬倉」


「けど小栗のアシスト、あれはないわ」


「どっちのせいでもねーよ」


「わかるけどさ」


「なんであの時だけ、強風?」


「ウケるんだけど…」


「日頃の行いだよ」


「神様は見てるね」


「オレたちに女神は微笑まなかった」


「まぁ、よかった
このメンバーで3年間サッカーできたこと」


「うん
瀬倉と小栗、最高のツートップだったよ」


「また高校でオマエたちのツートップ見たい」


「うん、楽しみにしてる」




やっぱり

瀬倉と一緒に

サッカーしたいな