なのに…
次の日
瀬倉はサッカー部に来なかった
帰りは咲田とふたりだった
「瀬倉、来なかったね…」
「うん」
咲田、やっぱ寂しいかな…
きっと、瀬倉がいるから
サッカー部のマネージャーやりたかっただろうし
「なんか、バスケかバレーもやってみたいって
瀬倉言ってたけど…
咲田は、サッカー部でいいの?
他も見学してみなくて大丈夫?」
そんなことを聞いてしまった
「うん…
小栗は?
やっぱりサッカー部?」
「うん、オレはサッカー部かな
それ以外は自信ないから」
「じゃあ私もサッカー部に決めようかな…」
オレは心から喜べなかった
咲田がサッカー部を選んでくれたこと
あの日の告白を聞いてなかったら
オレは勘違いしてたかも…
変な期待してたかも…
咲田の気持ちを知ってしまった今
咲田の近くにいることは
切ないだけだった
「瀬倉も、サッカー部入るといいな…」
オレは本当にそう思ってるのか
思ってないのか
自分でもわからなかった
「うん…」
咲田は頷いた
オレはまた胸が痛くなった



