泡沫の記憶


「京ちゃん…
元気だった?」



コンビニのサラダを食べながら朱夏が言った



「あぁ…元気だったよ
朱夏は…?元気だった?」



ビールを飲みながらオレは聞いた



元気だった?

彼氏できた?

あの時のこと憶えてる?

あの時はごめん…

ずっと避けててごめん…

黙っていなくなってごめん…

最低だったオレ



「うん…

京ちゃんいなくなって、寂しかったよ」



ごめん

朱夏



本当にごめん



もし

まだ

なにか期待してるなら…



「彼氏できた?」



「んーん…

京ちゃんは?
さっきお父さんにはいないって言ってたけど
ホントはいるでしょ!」



「あぁ…うん…どぉかな…」



期待しないで



「そっか…
だよね…
京ちゃん、優しいし、かっこいいもん
私の理想!

私、優しくて、かっこいい彼氏
欲しいな…」



「オレは優しくなんかないよ
自分勝手で、最低だよ」



「でも、彼女には優しんでしょ

京ちゃん
私にも、優しかったもん」



「…」



ごめん…

朱夏



「京ちゃん、お風呂入ってもいい?」



「あぁ、どーぞ…」




やっと1日目が終わる


あと何日?