泡沫の記憶


朱夏とふたりになった



「朱夏、奥の部屋、使って…
タオルとかいるようだったら
ここにあるから…」



「うん
ありがと、京ちゃん」



「なんか食べたいのあったら
コンビニで買ってきて
なんもないから…」



「コンビニまで案内してよ」



「あー…
アパート出て右にまっすぐ行くとある」



「スーパーとかないの?」



「スーパーは、コンビニを左に曲がって…」



「一緒に行きたい」



「…んー、今度ね…」



適当な返事をした



朱夏と一緒の時間を作りたくなかった


一緒にいたら…また…



避けるしかなかった