驚きと感動で胸が一杯になる私を、甘く情熱的な瞳が包み込む。
「伊吹、俺と結婚してください。明日も、六十年後も、その先もずっと一緒にいよう」
何回泣いても枯れない涙が頬を伝う。
想いが通じ合う前にプロポーズまがいの言葉は何度ももらったが、今はまた格別だ。声を失くした状態でも関係ないと、改めて示してくれたようで。
迷わず頷き、目一杯の感謝を込めて〝ありがとう〟と口の動きだけで伝えれば、彼は穏やかに目を細めて私の背中を抱き寄せた。
その日の夜、お互いの心を重ね合わせるように優しく、優しく抱き合った。
こぼれるのは甘い吐息だけで、心の中でしか想いを伝えることしかできない私の代わりに、彼は何度も愛を囁く。
それになんとか応えようと、私は色気を帯びた瞳を見つめ、汗ばむ背中に手を回して、首筋や唇にたくさんキスをした。
久夜さん、勝手に逃げ出して本当にごめんなさい。
こんな私を認めて、必要としてくれるのなら、もう一度あなたの妻にさせてください──。
「伊吹、俺と結婚してください。明日も、六十年後も、その先もずっと一緒にいよう」
何回泣いても枯れない涙が頬を伝う。
想いが通じ合う前にプロポーズまがいの言葉は何度ももらったが、今はまた格別だ。声を失くした状態でも関係ないと、改めて示してくれたようで。
迷わず頷き、目一杯の感謝を込めて〝ありがとう〟と口の動きだけで伝えれば、彼は穏やかに目を細めて私の背中を抱き寄せた。
その日の夜、お互いの心を重ね合わせるように優しく、優しく抱き合った。
こぼれるのは甘い吐息だけで、心の中でしか想いを伝えることしかできない私の代わりに、彼は何度も愛を囁く。
それになんとか応えようと、私は色気を帯びた瞳を見つめ、汗ばむ背中に手を回して、首筋や唇にたくさんキスをした。
久夜さん、勝手に逃げ出して本当にごめんなさい。
こんな私を認めて、必要としてくれるのなら、もう一度あなたの妻にさせてください──。



