一縷の望みを懸け、ロッカーの扉を開けながら尋ねてみる。
「栄、末永さんと連絡取れるか」
「まあ、向こうが嫌がらなければ取れますけど……どうしたんです?」
『嫌がらなければ』って、仲がいいんじゃなかったのか?と若干不思議に思うも、とりあえず包み隠さずに打ち明けることにする。骨があり技量も優れている栄は、仕事でもプライベートでも信頼できる相手だから。
「嫁が家出した。その理由がわからなくて困っているんだ。なにか知っていたら教えてくれ、と彼女に伝えてほしい」
ざっくばらんに告白した直後、栄は二重の瞳を大きく見開く。
「家出!? あの伊吹ちゃんが……?」
いつの間に〝伊吹ちゃん〟と呼ぶようになったんだ。とツッコみたいのを抑えて彼の反応を待つ。
「わかりました、とりあえず聞いてみます」
「悪いな。頼む」
しばし驚いていた栄は、神妙な顔になるも了承してくれた。これで少しは解決の糸口が見つかるといいのだが。
白衣を羽織る俺に、栄は俺たちの事情を深追いするでもなく、物珍しそうな視線を向けて言う。
「栄、末永さんと連絡取れるか」
「まあ、向こうが嫌がらなければ取れますけど……どうしたんです?」
『嫌がらなければ』って、仲がいいんじゃなかったのか?と若干不思議に思うも、とりあえず包み隠さずに打ち明けることにする。骨があり技量も優れている栄は、仕事でもプライベートでも信頼できる相手だから。
「嫁が家出した。その理由がわからなくて困っているんだ。なにか知っていたら教えてくれ、と彼女に伝えてほしい」
ざっくばらんに告白した直後、栄は二重の瞳を大きく見開く。
「家出!? あの伊吹ちゃんが……?」
いつの間に〝伊吹ちゃん〟と呼ぶようになったんだ。とツッコみたいのを抑えて彼の反応を待つ。
「わかりました、とりあえず聞いてみます」
「悪いな。頼む」
しばし驚いていた栄は、神妙な顔になるも了承してくれた。これで少しは解決の糸口が見つかるといいのだが。
白衣を羽織る俺に、栄は俺たちの事情を深追いするでもなく、物珍しそうな視線を向けて言う。



