「あー……伊吹は花火見たいよな」
今も豪快な音を放ち続けているそれを見たい気持ちはもちろんあるが、身体はすっかりその気になっているのが正直なところ。自分がこんなにはしたない女だとは思わなかった。
口にはできない私の心情を見抜いているかのごとく、久夜さんはやや挑発的な瞳を向けて言う。
「見ながらする? 窓際で」
「へっ!?」
窓際で……って!
私の乏しい知識でも、どんな体位でするかはなんとなくわかる。ものすごく恥ずかしい想像をしてしまい、ぼっと顔が熱くなった。
久夜さんはあたふたする私を見下ろしておかしそうに短く笑い、ぎゅっと抱きすくめる。
「それもいいけど、焦らなくても君を愛する時間はたっぷりあるか」
いくらか熱の引いた声で「花火が終わるまでおあずけ」と言い、いつかのように頭のてっぺんにキスを落とした。
……幸せだ。この幸せを永遠に手離したくない。そんなふうに思うのは贅沢だろうか──。
今も豪快な音を放ち続けているそれを見たい気持ちはもちろんあるが、身体はすっかりその気になっているのが正直なところ。自分がこんなにはしたない女だとは思わなかった。
口にはできない私の心情を見抜いているかのごとく、久夜さんはやや挑発的な瞳を向けて言う。
「見ながらする? 窓際で」
「へっ!?」
窓際で……って!
私の乏しい知識でも、どんな体位でするかはなんとなくわかる。ものすごく恥ずかしい想像をしてしまい、ぼっと顔が熱くなった。
久夜さんはあたふたする私を見下ろしておかしそうに短く笑い、ぎゅっと抱きすくめる。
「それもいいけど、焦らなくても君を愛する時間はたっぷりあるか」
いくらか熱の引いた声で「花火が終わるまでおあずけ」と言い、いつかのように頭のてっぺんにキスを落とした。
……幸せだ。この幸せを永遠に手離したくない。そんなふうに思うのは贅沢だろうか──。



