「俺をシオリちゃんだと思って言ってごらん」


「ス、ス、ス、ス、ス、」


「お前は汽車ポッポか? 男だろ、もう一度」


「ス、ス、ス、ス、ス、(スキ)」


「聞こえないよ もっと大きな声で」


「ス、ス、ス、ス、ス、(スキ)」


「う~ん、その汽車ポッポじゃダメだ。家で練習してこい。これは、俺からの宿題だ」


「分かった」